最近軍歌・国歌にハマったので紹介する



抜刀隊

まず最初に旧日本陸軍・現陸上自衛隊の軍歌(行進曲)?

元々西南戦争時に作られた曲だそうで、歌詞の中の「敵の大将たるものは古今無双の英雄で」というのは当時の敵の西郷軍の兵士たちに対するものらしい。
そしてこのメロディ自体はフランスの作曲家に作られたもの。
ヨーロッパの曲と比べると日本語が故のチグハグ感は否めないか。
しかし、聞く人間が日本人であれば何か心に響くものがあるんじゃないだろうか




Farewell of slavianka

日本語に訳すと スワヴィアンカの別れ。

上のURLはロシア帝国時代のものらしいので今は歌詞が違うかも
とにかく曲の勢いがすごい。突き抜けるようでかっこいい。
個人的に聞いてると脳みそでドーパミンが分泌されまくってるような高揚感を感じる。
以上。

ほかにドイツのエチカなんかも好き。両方とも女性の名前が入った曲だが、曲から漂う男臭さが最高。




DixieLand

アメリカ連合国国歌(非公式)、アメリカ連合国南北戦争の負けた方ね

これもロシア帝国に引き続き消滅した国家の曲。アメリカ連合国は国家として承認した国が一カ国しかない。北軍側が外国に「ただの地方政権による内戦」だと説明したためか、アメリカ内の内戦として扱われてる。西南戦争みたいなもんか。
陽気な曲調が特徴的で歌詞も日常的。しかし、アメリカ連合国の敗戦という歴史の事実がこの曲の哀愁を誘う。「もしディキシーで過ごせたら!」というサビ?がとても悲しく聞こえてしまう。
ちなみに南部のこういう曲をディキシーランドジャズというらしい。いいね。
奴隷制の肯定という悪い側面もあるけれど、プランテーション農園で生活をしていた白人たちもいたことは事実。南北戦争後、農主たちは没落したため南部の経済は壊滅してしまった。

今でも白刃至上主義者が南軍国旗を掲げることがあるらしい。個人的にはグラント・リー将軍達による南軍の正当化(失われた大義 https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%97%E9%83%A8%E3%81%AE%E5%A4%B1%E3%82%8F%E3%82%8C%E3%81%9F%E5%A4%A7%E7%BE%A9)
が大きいと思う。非常にうまいやり方だなって思った。
日本だとこれは難しいだろうね。右翼でも戦後アメリカの投資によって回復した日本経済を否定してまで戦前日本を肯定しようとする人はかなり少ないだろう。


他の有名どころだとソヴィエト国歌・ナチ党歌・帝政ドイツ陸軍歌も好き。
なんか海軍歌はあまり聞く気しないんだよなw軍艦行進曲がそこまで好きじゃないのがあって。